第3章 病院事務

ハラスメントの正体は「感情の処理不全」

職場で管理職向けのメンタルヘルス研修がありました。その中で「ハラスメントの正体は感情の処理不全だ」という考え方がいちばん腑に落ちた言葉になります。ハラスメントというと、やってはいけない行動や言ってはいけない言葉といった表層の話になりがちです。しかし現場で起きている問題は、そんなに単純ではありません。...
第3章 病院事務

病院総務事務に活用できる必要な資格について

病院の総務として働くのに必要な国家資格というのはありません。極論を言ってしまえば誰でもどんな人でも病院総務として働くことは可能です。医師、看護師、理学療法士、管理栄養士など病院で働くには国家資格が必須であることが多い中、希少な職種であります。医療事務は民間資格のみです。病院総務として働きたい人はどの...
第3章 病院事務

スマートに働く=正解、という時代ではなくなりつつある

2025年も気づけば終わりに近づいています。「もう終わった」と焦るか、「まだ少しある」と構えるか。この温度差がその後の手応えを左右していくものです。ぼく自身、この数年を振り返ると一つの答えに行き着きます。行動している人は、やっぱり強い。結局そこなんですよね。どう考えても行動して実践実験を繰り返して結...
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第3章 病院事務

令和8年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)を読んで考えたこと

診療報酬改定に向けて情報が出てくる時期になりました。病院で事務員をしている以上避けては通れない情報になります。今回、第204回社会保障審議会医療保険部会(2025年11月20日)と第121回社会保障審議会医療部会(2025年11月25日)が開催され令和8年度診療報酬改定の基本方針(骨子案)が出てきま...
第3章 病院事務

病院事務長の天井と、その先にあるキャリアの話

ぼくは今年で41歳。病院総務としての年収は多くの事務長クラス(600万〜1000万円)、公休120日。有給も20日は普通に使えるし通勤だって30分です。こうして並べてみると、かなり恵まれている側にいるのだと思います。法人からの期待も高くこのままであれば将来は安泰だと感じています。これだけ整った環境な...
第3章 病院事務

病院総務の良い上司について考えを書いておきます

ぼくも役職者となって10年近くになる。部下を持つようになってから、多くの人を観察してきました。学生時代のアルバイトや社会人として働き始めてからの20年で、それ以上の上司も見てきました。その中で、仕事のトラブルの多くは「人」に起因するという理解に至りました。パワハラやセクハラなど職場内のトラブルもあれ...
第3章 病院事務

医療の人とお金が足りないという話を、少しだけ前向きに考えてみる

病院で働いていると「人が足りない」「お金が足りない」という声が現場でもニュースメディアからも多くあると感じます。医療従事者なら同じような感覚を持っているかもしれません。急性期も外来も在宅も、地域医療全体を支えるはずの仕組みがギリギリのラインでまわっている。それでも医療って、毎日止まらないんですよね。...
第3章 病院事務

地域の公立病院を訪れて思ったこと

地域の中核となる二つの病院と仕事をする機会がありました。災害でも感染症でも、いざというときに地域中核を担う存在です。いわゆる○○拠点病院手といわれるような大きな病院です。現場に足を運ぶとやっぱり感じるものがあります。「大きな病院は、装備も体制も段違いだな」って。安心感というか、この地域は守られている...
第3章 病院事務

嫌われ課長が組織に居座る構造と学べること

職場には誰からも好かれないのになぜか残り続ける人がいる。それが課長や部長クラスだと現場の空気は一段と重たくなるものです。ぼくの職場にもそんな人がいます。声が高く話が長い。主語が常に自分で会話の焦点がずれている。医師にも看護師にも嫌われ事務職員からも距離を取られている。それでも今日も変わらず課長席に座...
第3章 病院事務

失敗理由より、成功理由を考えよう 昭和のスポコンを脱して令和のチームづくりへ

失敗を数えたらキリがありません。レセプトで大きな査定を受けたり、請求書を間違えたり。医療事務時代のぼくは、ミスの常連でした。でも、いま総務の立場で振り返ると、あの頃の失敗はただのミスではなく成長の種だったのだと断言することができます。反省することも大事ですが、「なぜうまくいったのか」を考えるほうが人...
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